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シニア旅行に出かけよう!海外旅行の楽しみ方と注意点!

定年退職を機に、思い切り趣味を楽しむシニアが増えています。

そんなシニアの趣味の中でも旅行は人気が高く、国内旅行はもちろん海外旅行を楽しむシニアも増加傾向にあります。

今回は、シニアの海外旅行先の人気スポットをご紹介!シニアならではの海外旅行の楽しみ方や注意点も合わせてお話ししていきますので、海外旅行時の参考になさってみて下さいね。

シニア世代に人気の海外旅行先はどこ?上位5カ国を発表!

さて、シニアの海外旅行先として、どこの国が人気なのでしょうか。

シニア世代が行ってみたい国として上げている上位5カ国は、

・1位アメリカ

・2位オーストリア

・3位イタリア

・4位台湾

・5位フランス

となっています。アメリカやイタリアといった欧米諸国が人気となっており、アジア圏の中でも親日の国としても有名な台湾が堂々4位にランクインとなっています。

1位 アメリカ

アメリカは、言わずとしれた世界経済や文化の中心を担ってきた国。「アメリカンドリーム」という言葉に、誰もが一度は憧れを抱き、死ぬまでには一度入ってみたい!と思わせる魅力溢れる国ですよね。

首都ワシントンD.Cをはじめ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ラスベガスといった観光都市が点在していることも旅行先として人気が高い理由と言え、シアトルやシカゴ、サンフランシスコなども人気を集めています。

ニューヨークにある自由の女神像やタイムズスクエアは、アメリカに行った際には必ず行っておきたい、世界的に有名な観光地です。

2位 オーストリア

オーストリアは、ヨーロッパの中心にある国で、経済的にも豊かな国だと言われています。その証拠に、世界を股に掛ける300以上の国際的企業がオーストリアに事業本部、あるいは生産拠点を置いており、安定性や生活水準が高い国として評されています。

また、オーストリアは「芸術の宝庫」と呼ばれており、中世のようなクラシカルな雰囲気を堪能できるのもオーストリアの魅力のひとつ。首都ウィーンをはじめ、ザルツブルク、ハルシュタットなど、魅力ある都市があります。

特にウィーンは「音楽の都」といわれ、ベートーベンやモーツアルトなど世界的な音楽家のゆかりの地であることから、クラシック音楽が好きな人にとっては聖地とも言える存在でしょう。

3位 イタリア

世界屈指の観光地であるイタリアは、歴史や芸術はもちろん、ピザやパスタなどのグルメ、ショッピングなどを満遍なく楽しめるのが最大の魅力です。

独立していた各地方が一体となった国のため、それぞれの都市が魅力的であることもイタリアの特徴で、ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ベネチア、ナポリなど見所は満載です。最近では、世界遺産に指定されている海岸線を有するアマルフィが人気で、世界各国の観光客で賑わっています。

世界遺産の登録数、世界一のイタリアは穴のない観光地と言えそうです。

4位 台湾

台湾は、日本の西南に位置し、海外旅行をするにあたり交通アクセスがいいことが最大のポイントです。日本の各空港から直行便が発着しており、一番遠い北海道でも4時間半程度、最も近い沖縄では約1時間半程度で行くことができます。

また、海外旅行で苦しめられがちなのが「時差」ですが、台湾との時差はマイナス1時間と開きがないので、海外旅行初心者やシニアの身体にも負担がかからないのが嬉しいところです。

台湾と言えば、グルメは外せません。特に、屋台連なる「夜市」では、安くて美味しいご飯をお腹いっぱい食べることができます。比較的治安が良く、やさしい国民性なので安心して旅行を楽しむことができます。

5位 フランス

華の都パリをはじめ多くの観光都市を抱えるフランスは、海外旅行先の常連とも言える存在。

特に、パリには、ルーブル美術館やオペラ座、凱旋門、エッフェル塔、シャンゼリゼ通りなど世界的にも有名な観光スポットが点在しており、飽きる心配がありません。

絵画などの芸術関係が好きな人にとって外せないのが「モンマルトルの丘」。ピカソやモディリアーニなどがかつて活動していたその地では、現代でも芸術家の卵たちが至る所で絵を描いており、購入することもできます。

好きなものをじっくり楽しむ!?シニアならではの海外旅行の楽しみ方とは?

シニア世代は、若い人と違って時間的にも経済的にも余裕があります。したがって、海外旅行もその点を最大限に発揮することで、思う存分楽しむことができます。ここでは、シニアの海外旅行の楽しみ方について見ていくことにしましょう。

とにかく行きたいところに行く!

時間や経済的に余裕のあるシニアの海外旅行では、自分が行きたいと思ったところにはどんどん行ってみるようにしましょう。

若い人の場合、ゴールデンウィーク中や夏季休暇などの長期休暇を利用して海外旅行をする人が多く、時間に限りがあったり予算内に収まるような目的地選びとなりがちです。しかし、シニアの場合は長期休暇を利用しなくても時間に余裕がありますし、金銭的にも余裕があります。

今まで頑張ってきたご褒美、あるいは新しい経験や知識を身につけるために、ぜひ、自分の行きたいところに行ってみて下さいね。

ただし、夫婦や友人同士などで旅行に行く場合は、他の人の行きたい場所もしっかりと考慮すること。楽しい思い出を作りに行っているのに、ケンカをしてしまっては意味がありません。

同行者がいる場合は、お互いの行きたいところをよく話し合って、無理のないプランニングを立てるようにしましょう。

シニアプランで格安に!

シニアの海外旅行を思う存分楽しむのなら、シニアプランの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

交通機関や旅行会社の企画には、多くの場合、シニアを対象とした優待サービスがあります。対象年齢はシニアプランを企画した運営会社によって異なりますが、大体は60歳以上を対象としたものとなっているようです。

その他、シニア向けのプランを打ち出している旅行会社もあるので、そうしたところを上手に活用するといいでしょう。

例えば、大手旅行会社の近畿日本ツーリストでは、フルムーン向けの海外旅行プランが充実しています。定年退職の記念旅行はもちろんのこと、銀婚式や金婚式などを記念して海外旅行をする人もいるようです。

なお、優待などのサービスを受ける際は、身分証明書などで年齢確認を行われます。運転免許証や健康保険証、パスポートなどのコピーを持参しておきましょう。

シニアだからこそ最上級の大人旅もアリ!

シニア割引を活用したr海外旅行も良いですが、せっかくならワンランク上の旅行をしてみたい!という人もいることでしょう。そんなときは、各旅行会社が企画するワンランク上の旅行プランに申し込んでみてはいかがでしょうか。

例えば、クラブツーリズムでは「ロイヤル・グランステージ」として、セレブリティー溢れるワンランク上の旅行プランがあります。

「ゆとり」と「上質」に重きを置いたプランで、数あるクラブツーリズムのプランの中でも最上級と評されるプランです。

また、最上級の船旅を楽しみたい場合は同プランの「プラチナクルーズの旅」があり、やはりワンランク上の海外旅行を満喫することができます。プラチナクルーズでは、ラグジュアリー船やプレミアム船といった豪華客船が用意されるので、船酔いが心配な人でも安心して旅行することができますよ。

閑散期を狙う

シニアの海外旅行では、閑散期を狙うことでのんびりと旅行することが出来ると言えます。

先程から触れていますが、ゴールデンウィークや夏休み、あるいは年末年始などの長期休暇は、家族連れや学生など海外旅行をする人が多くなります。フリープランで行くならともかく、ツアーの場合、団体行動となることが多く、それだけ人数が増えるため人疲れを起こしやすくなる可能性が。一方、閑散期の場合は、比較的少ない人数での行動となり、ツアーであっても割と自由がきくといえます。

夏休みや冬休み時期を避ける、週末ではなく平日にする、出発時間をできるだけ早いものにするなど、時間的に余裕があるシニアだからこそ組み立てられるプランニングをすることで、海外旅行をじっくりと楽しむことが出来ると言えるでしょう。

なお、旅行会社や旅行代理店などが関わる旅行業界では、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始、春休みなどの長期休暇時期が繁忙期とされ、それ以外は閑散期に位置づけられているようです。

具体的には、12月(年末年始を除く)~2月、4月~5月(ゴールデンウィークを除く)、梅雨時期が閑散期となります。

楽しいだけじゃない!?シニアの海外旅行の注意点は?

シニアならではのメリットを最大限に活かすことで、もっと海外旅行を楽しめることが分かりましたが、もちろん、楽しいことばかりではありません。ここでは、シニアだからこそ注意しておきたいポイントを押さえておきましょう。

公共交通機関のあるところへ行く

楽しみ方のところで、行きたいところにとにかく行こう!とお話しましたが、必ず押さえておきたいポイントとして「公共交通機関の有無」です。目的地は、車での移動が必要なく、電車やバスを利用して観光の出来る都市部が安心といえます。

旅先での移動は、基本的に電車やバスなどになり、場合によっては現地のタクシーを利用する機会もあるかもしれません。治安の良いとされる地域なら問題ありませんが、あまり評判の良くない地域の場合、タクシーの利用は極力控えたいところです。できるだけ公共交通機関を利用して移動することを心掛けましょう。

今回ご紹介した地域の中では、台湾が比較的治安が良いとされていますが、くれぐれも注意しましょう。

体調管理は万全に!

病気ひとつしていない健康的なシニアであっても、若い人に比べると体力や気力は落ちてしまっているものです。海外旅行という開放感から、あれもこれもと行動的になる気持ちはとても分かりますが、体調管理には十分注意するようにしましょう。

特に注意したいのが、飛行機に搭乗している際の過ごし方です。

皆さんは「エコノミークラス症候群」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ここ数年、話題に上ることが多くなった疾患なので聞いたことがある人は多いかもしれません。エコノミークラス症候群は、長い時間同じ態勢でいることで血栓ができやすくなる症状のことで、別名「ロングフライト血栓症」とも呼ばれています。

不幸にも、血栓ができてしまい血管に詰まってしまっては、旅行どころではなくなるのはすぐに分かりますよね。

エコノミークラス症候群を防ぐために、こまめに水分補給をし、足をマッサージしたり弾性ストッキングを履くなどの対策を取りましょう。水分補給にはミネラルウォーターよりもイオン飲料(電解質を補給できるもの)の方が効果的とされていますよ。

普段飲んでいる薬を忘れないこと!

国内外を問わず、旅行に行く際は必ず持って行きたいのが普段飲んでいる薬です。

持病の薬として服用しているものはもちろんのこと、胃腸薬や風邪薬、頭痛薬など飲み慣れているものを持参しておくようにしましょう。

記憶に新しいところでは、ダイヤモンド・プリンセス号の船内で新型コロナウイルスの感染者が確認され、なかなか降船できなかったことがありました。その際、乗客の持参した薬が底をついてしまい、薬を求めるプラカードが掲げられていましたよね。

もちろん、そんなことが毎回起きるわけではありませんが、万が一に供えるのであれば、旅行日数よりも何日分かプラスして持って行っている方が安心と言えそうです。

海外旅行の際は英文薬剤証明書を持参しよう

アメリカ国内の航空機での話ですが、ある日本人男性が手荷物検査で持病の薬を麻薬と間違えられて没収されてしまったというものがあります。

白い粉であったことから疑われてしまったようですが、どんなに説明をしても納得してもらえず、結局そのまま没収されてしまったそうです。仕方なく、現地の病院へ行き薬を処方してもらおうとしたのですが、薬の成分などが分からず、日本の医師に確認するなど相当手間がかかったというのです。

このことから、海外旅行の際は、持参する薬の英文薬剤証明書を持参することがオススメと言われています。

病名や薬の成分、1日あたりの摂取量など、必要事項が英語で書かれている証明書を持参していることで、あらぬ疑いを掛けられる心配がなくなります。

一般薬の場合は、箱に英語で説明書きがされているものが多いので、箱ごと持って行くようにしましょう。

こまめに休憩をとる

海外旅行の際は、意識してこまめに休憩をとるようにしましょう。

例えば、シニアは若い人に比べて体温調節機能が衰えてしまっているため、熱中症などのリスクが高くなっています。熱いと感じたらこまめに水分補給をし、涼しいところで休憩するようにしましょう。

また、ツアーなど団体での行動の際はトイレ休憩も重要になります。

服用している薬の影響や、そもそもトイレが近いといった、シニア特有の体調の人もいるでしょう。そういう場合は、遠慮せずにトイレに行くこと。我慢することで、膀胱炎や血圧の上昇に繋がりかねず、体調不良の引き金になりかねません。

食事の前後や移動の前など、積極的にトイレに行くようにしましょう。

転倒防止は入念に!

足腰の筋力が衰えているシニアは、転倒リスクも付きものです。転倒した際に骨折してしまったり、打ち所が悪くそのまま病院へ運ばれてしまった・・なんてことは絶対に避けたい所なので、転倒防止策はしっかりととっておきましょう。

靴は履き慣れた靴にし、杖など普段愛用している場合は持ち歩くようにしましょう。また、同行者がいる場合は、一緒に付き添って歩くなどし、怪我をしないように工夫をしましょう。

海外で入院した場合の医療費に要注意!

ある女性の70代のお父さんが、タイへ旅行に行ったときの話。旅行中、突然脳卒中で倒れてしまったそうです。現地で入院治療を行って、体調が回復してから帰国したそうで、約2週間タイの病院にいたそうです。

その際にかかった入院費用は、何と100万円!日本の場合、治療内容にもよりますが概ね60万円以上となるので、いかに高額か分かりますよね。しかも、手術をしていたら、1,000万円を超えていたというから更に驚きです。

もしもに備えて起きたい場合は、「旅行保険」というものがあります。旅行会社のグループ会社が運営するものから保険会社が運営するものまで、たくさんの種類があります。旅行先でトラブルが起きてしまっても、日本語でのサポートを受けることができるので安心です。

まとめ

今回は、シニアの海外旅行の楽しみ方や注意したいポイントをお話ししてきました。

社会経験豊富なシニアであっても、この広い世界には経験したことのないことがまだまだたくさんあります。海外旅行はまさに、そんなシニアにとって新しい経験をさせてくれる素晴らしい趣味といえるでしょう。

シニアならではのゆとりを持って、素敵なセカンドライフのお供に海外旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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