昨今の技術革新はめざましいもので、今やシニア世代も含めた、ほとんどの人がスマートフォン(スマホ)を携帯しています。
さて、スマホといえば電話やメールもありますが、やはり一番の目玉は、他者とやり取りができる「LINE(ライン)」などをはじめとした、便利なアプリケーション(アプリ)です。
けれどアプリと一口に言っても、同じジャンルでも多種多様なアプリが、ピンからキリまであります。やはり選択肢が多いと、どれが一番良いのか分かりにくいですよね。
スマホを買ったはいいものの、どのアプリをインストール(アプリをスマホに導入すること)したらよいのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、シニア世代におすすめのスマホアプリを12個、一気にご紹介していきます!
スマホを購入したばかりの方はもちろん、「スマホの扱いには慣れてきたし、そろそろ色々なアプリを使いこなしたい」という方もぜひ、参考にしてみてくださいね。
Kindle
まずはスマホで読書ができる、Amazonが提供しているKindle(キンドル)から。
Kindleを入れれば、本屋や図書館に行かずとも、様々な本をスマホで読むことができます。
外出せずとも多種多様な本を手に取り、購入してその場で読むことができるので、大雨・酷暑など外に出ると危険な日や、本は好きだけど外出は難しいという方におすすめです。
また、アマゾンプライムの会員であれば、約6000冊ものKindle対応の小説・漫画・雑誌が無料で読めるようになります。
さらに、本のデータはすべてスマホに入るので、自宅の本棚がかさばらないというのも、おすすめポイントの一つです。
老眼になりがちなシニア世代にうれしい、文字拡大機能もついているので、読書がますます簡単になりますよ。
Youtube
次にご紹介するのは、動画といえばこれ。今や老若男女問わずすっかり定着したYoutube(ユーチューブ)です。
お笑いや企画モノなどのバラエティじはもちろん、デジタル技術を駆使して往年のドラマの音楽やアニメの主題歌などをアレンジしてみた動画、自分のペットの様子を写した癒やし動画など、Youtubeでは無料で様々な動画を見ることができます。
また、Live(ライブ)配信といって、テレビ番組のように毎週、あるいは毎日決まった時間にその時しか見れない動画を配信しているチャンネルもあります。
Youtubeの視聴を、シニア時代の新たな習慣とすれば、日々の生活にもちょっとだけ変化をつけられるので、おすすめですよ!
Youtubeは今の若い人たちや、子供たちにも浸透しているので、お孫さんと会うときの話題作りにも便利です。
NHKラジオ らじる☆らじる
実は、スマホにはラジオを聞くことができるアプリもあります。中でも代表的なものが「NHKラジオ らじる☆らじる」です。
「NHKラジオ らじる☆らじる」はその名の通り、NHKラジオ第1、NHKラジオ第2、NHK-FMの3つをスマホで聞くことができます。
また、過去1週間までのラジオ番組をいつでも何度でも聞くことができる「聞き逃し配信」や、ラジオ番組の放送スケジュールが確認できる「番組表」など、スマホアプリならではの機能もついています。
さらに、このアプリでラジオを聞いている間でも、他のスマホアプリやブラウザなどを開いて使用することができます。しかもスマホをスリープ状態にしてもラジオを流せるので、ながら聞きなどもできますよ。
NHKニュース・防災
NHKといえばラジオも有名ですが、代表的なニュースチャンネルでもありますよね。ここでは、NHKのニュースを確認できるアプリ「NHKニュース・防災」をご紹介します。
「NHKニュース・防災」では、日本の最新ニュースはもちろんのこと、スポーツニュースや国際ニュース、天気予報などもチェックすることができます。
また、地震や台風などの自然災害の情報や、噴火警戒レベルの高い火山のリアルタイム映像、そして新型コロナウイルス感染症の流行状況なども閲覧できるので、防災アプリとしても便利です。
さらに、GPS(位置情報)を使用することで雨雲レーダーを表示する機能も使えるので、お出かけの際にも役立ちます。
この「NHKニュース・防災」は、アプリの中でも比較的シンプルな作りになっており、操作がかなり簡単なので、スマホの扱いにまだ慣れていないシニア世代の方でも安心して使えますよ。
Digi Police
防災とくれば、やはり防犯もほしいもの。警視庁が提供している「Digi Police」は、シニア世代に特におすすめな防犯アプリです。
「おかしも」などの基本的な防災知識や、最新のサイバーセキュリティについてなど、様々な防犯のトピックが掲載されていますが、その中でも最も着目すべきは「特殊詐欺」情報の豊富さです。
この「Digi Police」には、その日にかかってきた「特殊詐欺」の電話から、危険地域を自動で判断して、注意を促してくれる機能が搭載されています。
また、過去に起きた特殊詐欺の事例から、詐欺被害者の疑似体験ができるミニゲームや、詐欺のしくみについて学べるクイズなどの機能もあります。
私見ではありますが、「備えあれば憂いなし」という言葉の通り、このアプリの情報をもとに、警戒しておくとそれだけで、特殊詐欺に踊らされてお金を払ってしまうリスクはとても低くなると思います。
いざ特殊詐欺の電話がかかってきても動揺しないよう、このアプリをお守り代わりに入れておくことをおすすめします!
EPARKお薬手帳
次にご紹介するのは、「EPARKお薬手帳」です。
このアプリは、お薬手帳をスマホの中に作ることができるアプリです。
会員登録は必要になってしまいますが、自身が必要としている薬の服用時間や服用量を、スマホで気軽に確認できるので、とても便利です。
また、服用スケジュールを入れることができるカレンダー機能や、指定した時間にアラーム音が鳴る「服薬アラーム」機能など、服薬をより手軽にする機能もあります。
シニア世代は、どうしても服薬が増えてきてしまいがちですが、このアプリを入れれば薬の管理がしやすくなり、飲み忘れを防ぐことができますよ。
ポケモンGO
「ポケモン」といえば、ピカチュウ、ニャース、イーブイ、ポッチャマなどを筆頭に、今では誰もが知っているキャラクターです。
そんなポケモンたちを、現実の世界を歩き回ることで捕まえるのがこのゲーム、「ポケモンGO」です。
ゲームによるワクワク感が脳の刺激になるのはもちろんのこと、色々なポケモンを捕まえるためには、必然的に歩かなければならないので、シニア世代の運動ツールとしても有用です。
また、各地の公園は「ポケモンの巣」といって、週替りで特定のポケモンが出やすくなる、一種のスポットになっています。
珍しいポケモンたちを追い求めて活動範囲を広げていけば、ポケモン以外にも見つけられるものがあるかもしれませんよ。
さらに、ポケモンは登場してから25年近く経った現在でも子どもたちに大人気なので、小さいお孫さんとの話題作りにも最適です!
ちなみに、類似のアプリとして、ドラゴンクエストを題材とした「ドラゴンクエスト ウォーク」もあります。こちらは戦闘やクエストなどがメインで、RPG色が強めになっています。
駅すぱあと
どこかへ出かけたい時、電車やバスをどう乗り継いで行けば良いのかわからないことも多いですよね。
特に新宿・渋谷などの都心部の駅は路線が入り組んでおり、どの路線を使えばどこへたどり着けるのか、なかなか把握しにくくなっています。
そこで役立つのが、「駅すぱあと」というアプリです。
このアプリは、出発地と目的地を設定することで、経路の検索をすることができます。
どの路線に乗ればよいか一目で分かるのはもちろんのこと、最短で目的地にたどり着けるルートや、乗り換えの少ないルートも提示してくれるので、とても使いやすいアプリになっています!
また、日本全国の電車・バスの路線を網羅しているので、日常生活だけでなく、地方から上京する場合などにも便利です。
⇒駅すぱあと ダウンロードページ(App store)
⇒駅すぱあと ダウンロードページ(Google play)
Minimo
シニア世代といっても、女性は常に若々しく、美しくありたいものですよね。「Minimo」(ミニモ)は、つけまつげやエステ、ネイルなどの予約をすることができるアプリです。
Minimoには利用者による美容師やサロンの評価システムがあり、Amazonレビューのように5段階評価がなされているので、はじめて行くお店の予約をする時でも安心です。
また、当日の予約も可能なので、出先で急に時間ができてしまった場合などにも役立ちます。
美容院やサロンを予約する際に使えるお得なクーポンもあるので、ぜひ一度確認してみてくださいね。
Yahoo!カレンダー
趣味のお出かけ、通院、孫と会うなど、シニア世代はなにかとスケジュールが多岐にわたりがちです。
そんな多彩なスケジュールを管理できるのが、大手IT会社のYahoo!(ヤフー)が開発した「Yahoo!カレンダー」というアプリです。
このアプリのおすすめポイントは、なんといってもその手軽さです。スタンプ(絵柄)をカレンダーに貼り付けるだけで予定登録が完了し、修正もかんたんにできる手軽さは、他のアプリにはない強みです。
複雑な操作は一切必要としないので、スマホの細かい操作が苦手な方にもおすすめできます!
また、それぞれ別途無料の会員登録は必要になってしまいますが、ヤマト運輸及び佐川急便と連携させることで、荷物のおおまかな到着時間もカレンダーに反映させることができる、便利な機能も搭載されています。
さらに、オマケとしてプロ野球やJリーグ、海外サッカーの試合日程や前日までの試合結果も分かります。スポーツをよく見る方には嬉しい機能ですよね。
そして何より、これらの便利な機能がすべて無料で使用できるというのも、このアプリの良いところです。「Yahoo!カレンダー」はまさに、カレンダーアプリの決定版といえるでしょう。
Googleフォト
シニア世代になると、重ねた年の数だけ思い出や写真も積み重なっているものです。シニア世代になってから旅行に行きはじめた・スマホで写真を撮りはじめた方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめな「Googleフォト」は、スマホで撮った写真を一箇所にまとめることができるアプリです。
旅行の期間など、一定の期間を設定しておけば、その期間に撮影された写真の中からベストショットだけをおさめたアルバムを作成してくれる「ベストアルバム機能」や、写真の中にある名前のわからない動植物を検索してくれる「Googleレンズ機能」など、スマホ購入時に入っているアルバムアプリよりも簡単な操作で使える便利な機能が多いので、おすすめです。
また、大切な写真をバックアップできる「クラウド機能」もついているので、誤って写真を削除してしまったり、万が一スマホが壊れてしまった場合でも安心ですよ。
LINE家計簿
シニア世代といえば、年金をはじめとして、必然的にお金の管理が増えるものです。また、趣味でついつい散財してしまうこともよくありますよね。
そんなお金の管理を、便利に補助してくれるのが、コミュニケーションアプリ「LINE」でおなじみのLINE株式会社が提供している、「LINE家計簿」アプリです。
普通の家計簿として使用できるのはもちろんですが、このアプリには、家計簿の「面倒臭さ」をなくしてくれる機能が多いことも特徴です。
レシートの撮影で自動的に買い物額を入力してくれる機能や、家賃や光熱費など月々定額でかかる費用を毎月自動で入力してくれる機能など、様々な機能で家計簿づくりを助けてくれますよ。
まとめ
さて、ここまで12個のアプリをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したアプリはすべて、Google Play(グーグルプレイ)またはApp Store(アップストア)でインストール(スマホにアプリを導入すること)することができます。
また、それぞれのアプリの名前を、Google Chrome(グーグルクローム)またはSafari(サファリ)というブラウザで検索することでも、インストールページに移行する(Google PlayやApp Storeに移動する)ことができます。
どちらの方法も、かなり簡単にアプリをインストールできるので、ぜひ一度やってみてくださいね。