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シニアの趣味に最適?シェア畑で農業体験を楽しもう!

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働いていた頃になかなか出来なかったことを、定年退職した今だからやってみたい!というもの案外多いものです。

例えば「農業体験」もそのひとつ。じっくりと時間を掛けて自然と向き合う農業は、さまざまなことに余裕が出来たシニア世代にとって、魅力的に映るのではないでしょうか。

とはいえ、庭に畑を作るスペースを確保することができなかったり、そもそも経験がないので長く続けられるか不安・・そんな人にオススメしたいのが「シェア畑」です。

今回は、シニアの趣味として今話題の「シェア畑」についてご紹介したいと思います。

シェア畑とは?どんなサービスなの?

シェア畑とは、「都市と農業をつなぐ」をコンセプトに掲げる株式会社アグリメディアが運営しています。

シェア畑公式サイト

農家さんが所有する畑を借りて野菜を栽培することができる、いわゆる「畑のレンタル」サービスを提供しており、畑をレンタルすることができるので、わざわざ庭に畑を作ったり土地を探す必要もなく、手軽に始めることができます。

その他にも、レンタル畑には魅力的なポイントがいくつかあります。

手ぶらで通えるから楽チン!

アグリメディアのシェア畑には、畑仕事で使用するさまざまなものが用意されているので、事前準備をすることなく手ぶらで通うことができます。

例えば、農作業に必須とも言える道具としてクワやスコップ、剪定ばさみなどがあげられますが、大きかったり、あるいは重たかったりで持ち運びにくいものです。

しかし、シェア畑にはすべて設置されているので、わざわざ用意する必要がなく手ぶらで畑に行けます。

また、農作業にはクワなどの道具の他にも、支柱や防虫ネットなどの備品も必要ですが、もちろん、そちらもしっかりと完備されているので安心です。

利用者の要望に応えて季節ごとの苗や種も準備してくれて、野菜の生育に必要不可欠な肥料も手配してくれるのも嬉しいポイントです。

手厚いバックアップがあるから安心!

いくら道具や備品、苗などが揃っていても、使い方や育て方が分からなければ意味がありませんよね。

しかし、シェア畑には、野菜の栽培経験が豊富な「菜園アドバイザー」と言われるスタッフが週に4~6日勤務しているので、分からないところをいつでも聞くことができ、農作業初心者でも安心です。

また、畑には掲示板が設置されており、野菜の栽培情報などの資料が掲示されているので、そちらを参考に農作業を進めることもできます。

定期的に実演講習会も開催されているので、その場で作業の仕方が学べる点も手厚いバックアップと言えそうです。

安心安全な野菜を食卓に並べられる!

自分たちが作った野菜は、当然ながら自分たちで食べることができます。時間と手間を掛けて、一生懸命、愛情込めて一から作った野菜を食べたときの感動は何ものにも変えられません。

シェア畑では、基本的に殺虫剤などの農薬を一切使用せず無農薬で野菜を栽培します。

余計な薬品を使っていないので、その場で丸かじり!なんてこともできちゃいますし、採れたての旬な野菜をいち早く食卓に並べられるので、とにかく野菜が美味しい!

一度経験したら病みつきになること間違いナシです。

鶏糞や牛糞、油かすなどの有機質肥料を使用するので環境にも優しく、純粋な野菜のうまみを味わうことができますよ。

キレイに楽しく野菜を栽培できる

シェア畑では、農作業を行う設備も充実しています。

農作業には「水」が切っても切れない存在ですが、シェア畑には水道や井戸が設置されています。野菜への水やりはもちろんのこと、野菜や靴などに付いた土を落としたり道具を洗うことも出来ます。

また、簡易トイレも設置されているので、長時間の作業も安心!休憩スペースもあるので、疲れを感じたら一休みすることも出来ます。

収穫野菜を使った芋煮会や芋掘りなどの季節ごとのイベントも充実しているので、他の利用者と交流をすることができ楽しく野菜を栽培することができます。

シニアの趣味としてシェア畑を利用するメリットは?

ここまで、シェア畑は、畑がなくても、あるいは農作業初心者であっても安心して始めることができるのがわかりました。それでは、シニアが趣味としてシェア畑を利用するメリットはどうでしょうか?

運動の代わりになり健康的

健康寿命という考えがあり、平均寿命から病気や痴呆などによる介護期間を差し引いた期間のことで、健康的に自立して活動している期間を言います。

近年では平均寿命を延ばす以外に、この健康寿命をいかに延ばすかが注目されており、日本でも多くの取り組みが行われています。

さて、そんな健康寿命ですが、農作業をすることで延ばすことができるのではないかと期待されています。

農作業は、体全体を使った作業になります。例えば、しゃがんで行う草むしりや土の手入れ、野菜の収穫は立って行うものもあるでしょう。また、作業中はじっとしていることが少なく、歩いたり、荷物を持ったりと自然と体を動かしています。

つまり、シェア畑を利用することで、適度に体に負荷を掛けて動くことで筋力維持に繋がり、全身の血流が良くなることで健康的な体になると言うわけです。

実際に、農作業は脂質異常症や高血圧症の発症リスクを軽減させると言われており、定年後のシニアや老後のセカンドライフを健康的に過ごしたい人には朗報と言え、シェア畑を利用する最大のメリットと言えそうです。

認知症予防に期待できる

農作業は体を動かすほかにも、頭を使いながら作業をしていきます。

この野菜はいつどこに植えようか?生育をよくするためにはどうしたら良いだろうか?など、考えながら作業をするので、脳にとって良い刺激となります。

また、外の空気に触れて太陽の光を浴びながら作業をするので、季節感や体内時計を正常に保つことができ、質の良い睡眠を得ることがで認知症の予防が期待できます。

シェア畑を運営するアグリネディアによると、東京大学と田無病院が共同で行った認知症患者への調査では、農作業をさせることで「他人との会話が増えた」「曜日を理解するようになった」などの効果が確認されたということで、脳に対して良い刺激となっていることがうかがえますよね。

なお、太陽光を浴びることでカルシウムの働きを促すビタミンDが作られるので、骨粗鬆症などの予防にも。シニア女性には嬉しい効果と言えそうです。

気持ちが前向きになる

野菜作りなどの農作業は、屋外で、尚且つ自分のペースで行うので開放感があり、気持ちが前向きになります。気持ちが前向きになることで、積極的に物事に取り組めるようになり、意欲的で活動的なな毎日を過ごせるようになります。

野菜などの収穫は、よく脳梗塞などの後遺症のリハビリとしても用いられますが、参加した患者の多くは前頭葉機能に向上が見られ、運動能力や自発性の数値にも上昇が見られたといいます。収穫する喜びが、活力へと繋がるといったところなのでしょう。

定年退職をすると、どこか目標がなくなってしまい気持ちが後ろ向きになりがちです。しかし、シェア畑などを利用して野菜などを栽培・収穫することで、気持ちが前向きになり、はつらつと楽しく過ごせるようになる。シニア世代にとって、この上ないメリットと言えるのではないでしょうか。

毎日行かなくてもOK!

シェア畑に限ったことでのメリットを言えば、シェア畑の場合、毎日行かなくてもいいので気軽に始められる点があります。

例えば、体調が優れない日や急に用事が入ってしまったときなど、畑に行きたくても行けない場合があります。

特にシニアの場合、風邪をひいてしまった、膝や腰を痛めてしまったなど、体調に大きく左右されてしまう部分があり、絶対に行かなければならないというのは負担になってしまうものです。

しかし、シェア畑には菜園アドバイザーがおり畑を管理してくれているので、体調を見ながら通うことができるので無理なく続けることができます。

自治体が行う市民農園との違いは?初心者はどっちがオススメ?

野菜作りなどの農作業を趣味にする場合、シェア畑の他にも各自治体が行う「市民農園」というものもあります。

市民農園は、市町村などの自治体や、農協、NPO法人、農家などが解説している農地で、シェア畑と同じく野菜や花を栽培することを目的として貸し出される農地のこと。日帰り型と滞在型の2種類に分けることができ、「ふれあい農園」や「農業体験農園」とも呼ばれています。

自治体単位となるのでシェア畑に比べると個数が多く、敷地面積が広い上レンタル料金が安いのでお得感がありますが、基本的にはすべて自分で行うスタイルとなっています。

シェア畑の場合、道具の貸し出しや野菜の苗、種はセットに含まれているため追加料金を払う必要がありませんが、市民農園の場合、野菜の苗や種、道具などは付いていないので、自分で用意する必要があります。

作業中に出た不要な草や枝などのゴミは自宅へ持ち帰ることがルールとなるため、その点もシェア畑とは異なる点でしょう。

また、広くて安い市民農園は希望者が多く、抽選で利用者を決めることが一般的で当選しなければ利用することができません。つまり、自分の意思だけでは始められないのです。

さらに、市民農園はあくまでも農地のみを貸し出しする形となるため、分からないところは自力で調べて解消するしかありません。

元々野菜作りを行っていたという人には市民農園は魅力的に映るかもしれませんが、初心者の場合は、菜園アドバイザーやさまざまなアフターフォローのあるシェア畑の方がオススメと言えそうです。

シェア畑ではどんな野菜が作れるの?

シェア畑では年間通して約15~20種類の野菜を作ることができます。

例えば、春夏にはトマト、ナス、キュウリ、ピーマンなどの夏野菜の他、秋冬には白菜、大根、タマネギ、キャベツなどが栽培できます。土地によっては、落花生やスイカ、イチゴの栽培も可能なので、一年中楽しむことができます。

ミニトマトなら200個、キュウリ、ピーマンなら50個程度収穫が可能なので、自宅だけではなくご近所にもお裾分けできちゃいますね。

シェア畑の料金は?

シェア畑の料金は、区画の大きさやエリアによって異なります。

例えば、東京エリア葛飾柴又のシェア畑の場合、3㎡で月額6,400円、4.8㎡で月額9,900円となっており、別途入会金として11,000円がかかりますが、同じく東京エリア新小岩のシェア畑の場合、3㎡こそ月額6,400円、入会金11,000円と同額ですが、6㎡の場合月額8,800円と葛飾柴又のシェア畑よりも若干安くなっています。

大阪エリアでは、長居公園のシェア畑では3㎡で月額6,400円、4.8㎡で月額8,800円となっており、別途入会金として11,000円がかかります。吹田岸辺のシェア畑では、3㎡月額6,400円、4.8㎡で月額8,500円、入会金11,000円と4.8㎡の料金が僅かに安くなっています。

このように、区画の大きさやエリアによって若干の価格差があるので、できるだけ安い値段で利用したい場合は、行ける範囲で調べてみるといいかもしれません。なお、どの地域でも3㎡の価格についてはあまり変わらないようです。

シェア畑が気になったら無料体験をしてみよう!

シェア畑では、無料体験を実施しています。実際に雰囲気を味わってから手続きを取りたいという人は、利用してみてはいかがでしょうか。

無料体験(見学)は、オンライン説明会に参加した後に各農園へ案内される仕組みとなっているので、まずは、公式ホームページからオンライン説明会の予約を行います。説明会の希望日時、名前、メールアドレス、電話番号、希望農園などを入力し、申し込みが完了となります。

その後、メールにて参加方法の案内が届くので手持ちのパソコンなどから無料で参加をします。所要時間は30分程度となっており、契約手続きに移ることも可能です。

オンライン説明会に参加した人から優先的に農園の見学ができるようなので、積極的に検討してみましょう。

アグリメディア『シェア畑』

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